商船三井ロジ、独･ドールとフォワーディング合弁

国際商船三井ロジスティクスは25日、ドイツ現地法人が独・ドールグループのメンゼルアンドドール（MD社）と、1月17日付で海上・陸上フォワーディングを主要業務とする合弁会社「MOLドールワールドワイドロジスティクス」を設立した、と発表した。3月から業務を開始する。

MD社は、海事産業サービスを提供するドールグループ傘下で船社代理店業務やフォワーディング、国際輸送・物流サービスを提供している会社で、海上貨物の取り扱いの中心地であるハンブルグに本拠地を構える。商船三井のドイツ現地法人は、ハンブルグ支店の海上貨物関連業務とこれにかかる要員を合弁会社に移行し、ドールグループと協業することで、外航利用運送事業でコンテナ貨物の取り扱いを拡大させるほか、東欧・ロシアを含む欧州内陸国に輸送網を拡大し、一貫輸送の需要を取り込む。

ハンブルグ支店の海上貨物関連業務を合弁会社に移行したあと、デュッセルドルフ本社、フランクフルト支店、ミュンヘン支店では航空・陸上を中心とした営業体制となるため、これまでハンブルグ支店で対応していた海上貨物関連の問い合わせは合弁会社で対応するという。