ロジスティクス郵船ロジスティクスとシナモン(東京都港区)は3日、物流業務の改善に向けて、AIを活用した協業を行うことで合意した、と発表した。
両社は、輸出貨物の照合作業にAI技術を取り入れた光学文字認識機能(AI-OCR)を活用する実証実験を行い、大幅な業務改善効果が見込まれたことから、実用化と導入拡大を決定。本格的なシステム開発に着手する。
AI-OCRを活用するのは、郵船ロジスティクスの倉庫作業員が目視で行っていた輸出貨物情報の照合作業で、貨物に貼付された識別番号や記号などをAI-OCRで自動読取・照合することで誤出庫を防ぎ、作業負担を軽減。加えて、照合からカーゴラベルの貼付までの作業工程も見直す。
同社は今後「成田ロジスティクスセンター」で導入を始め、国内外の物流施設に導入を拡げていくという。
■シナモンのAI-OCR「Flax Scanner」の紹介動画