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DHL、ロシュ製血糖測定器の一部製造・国内物流受託

2020年3月24日 (火)

メディカルDHLサプライチェーンは24日、ヘルスケア事業を手掛けるロシュグループ(スイス)から、血糖自己測定機器などの輸入販売に関連する一部製造業務と物流業務の管理を受託した、と発表した。

▲オープニングセレモニーの様子

DHLサプライチェーンは今後、温度管理に対応する「青海ロジスティクスセンター」(東京都江東区)で輸入製品の荷受け、医療機器のラベリング、包装サービス、国内市場に対する出荷判定管理などを行うほか、独自の倉庫運営管理システムを活用して業務改善に取り組み、将来の取扱物量増に対応できる体制を構築する。

ロシュDCジャパンのブライアン・コー社長は「血糖自己測定器は、日本の高齢化によってますます需要が高まることが見込まれるため、今後は製品をいかにして届けるかが課題となる。こうした中、体外診断用医薬品や医療機器を扱うために必要な業許可を日本で取得しているDHLジャパンは、理想的なパートナーといえる」とコメント。

DHLサプライチェーンのヨンファ(アルフレッド)・ゴー社長は「日本でも医療機器の出荷について厳しい法規制への対応が求められる中、当社は業界トップの品質管理体制を構築している。ライフサイエンスに関するグローバルなネットワークを活用することで、2024年には43億ドル以上の規模へと成長が見込まれる国内の体外診断用医薬品市場の需要に応えていく」とした。