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埼玉県、2社を準トップレベル優良事業所に認定

2012年8月24日 (金)

拠点・施設埼玉県は23日、レンゴー八潮工場(埼玉県八潮市)と曙ブレーキ工業本社を目標設定型排出量取引制度の優良大規模事業所に認定した、と発表した。

 

制度開始以前から優れた省エネ・省CO2対策を進めてきた事業所として、先進的な管理体制・設備整備・運用管理を高く評価したもの。

 

今回、県が優良大規模事業所に認定したのは、レンゴー八潮工場、曙ブレーキ工業Ai-City(本社)で、ともに準トップレベル事業所として認定した。制度開始後、初の認定事例。

 

レンゴー八潮工場は、段ボール原紙などの板紙を製造する工場で、国内最大の生産量を誇る。同工場では、省CO2対策として1991年頃から大規模な設備投資が行っており、工場の全部門で省エネルギー対策に取り組む組織体制を整備。生産設備の効率化などCO2削減対策を継続的に続けている。

 

曙ブレーキ工業Ai-Cityは、曙ブレーキグループの中核事業所で、高効率の発電機やボイラーなど、省CO2につながる設備を継続的に整備している。

 

埼玉県の目標設定型排出量取引制度では、工場の場合、県が定めた364項目を点数評価し、一定以上の項目をクリアすることで優良大規模事業所に認定する。企業は検証機関の検証を受け、県に申請すると、有識者5人による審査委員会の審査を経て認定するかどうかが決定される。認定されると目標削減率が減少される。

 

工場の場合、本来の目標削減率は6%だが、評点が80点以上で不合格項目がない「トップレベル事業所」に認定されると、目標削減率は3%へ半減する。70点以上で不合格項目が6個以下の「準トップレベル事業所」の場合は、目標削減率が4.5%と4分の3に減少する。

 

埼玉県と同じ制度・基準で実施している東京都では、トップレベル事業所として電通本社ビル、六本木ヒルズ、新丸の内ビルディング、コニカミノルタ東京サイト日野・八王子、森永乳業東京多摩工場など27事業所が、準トップレベル事業所も表参道ヒルズ、秋葉原UDX、グラントウキョウサウスタワー、NEC府中事業場など43事業所がそれぞれ認定を受けている。

 

■レンゴー八潮工場の位置

[googlemap lat=”35.817442″ lng=”139.815407″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]レンゴー八潮工場(埼玉県八潮市大字西袋330)[/googlemap]