ヤマトが先進技術に50億円、｢クロネコファンド｣設立

M&Aヤマトホールディングスは3月31日、独立系ベンチャーキャピタル大手のキャピタル・ブレイン（東京都渋谷区）と共同で50億円規模の「クロネコイノベーションファンド」を設立する、と発表した。

同ファンドは、物流とサプライチェーンに変革を起こす革新的な技術やビジネスモデルを有するスタートアップ企業や、同社グループとの協業が見込めるスタートアップ企業を対象に、10年間で総額50億円の投資を行うもので、1社あたりの投資額は5000万円～数億円を見込む。

投資先は国内に限らず北米・欧州・アジアも対象とし、同社の中核事業である宅配以外にも、通信やフィンテックなどの幅広い分野で企業を募集する。

同社は、この取り組みで出資する企業と「共に成長する」ことを目的としており、将来的には（1）新たなビジネスモデルの創出（2）圧倒的な業務効率化（3）持続的なオープンイノベーションの推進――の実現を目指す。

▲（左）グローバル・ブレインの百合本安彦CEO（右）ヤマトHDの長尾裕社長