産業・一般セイノーホールディングスは27日、物流周辺領域のスタートアップ企業へ投資を行う日本初の専門ファンド「ロジスティクスイノベーションファンド」をスパイラルキャピタル(東京都港区)と設立し、アンカーリミテッドパートナーとして同ファンドに出資したことを発表した。
同ファンドは、(1)物流周辺領域における新たなプラットフォーム(2)既存物流業務のプロセス改善(3)荷主層の拡大――を投資テーマに設定しており、これに寄与するスタートアップ企業に対し、1.5億円~2.5億円の投資を行う。
ファンドの規模は70億円~100億円を想定。今後は金融機関を中心とする外部パートナー企業に対して出資を募るという。
今回のファンド設立に関してセイノーホールディングスは、「投資先スタートアップ企業とより強固な関係を持ち、互いの事業拡大に向け、共創を図っていく」とコメントしている。