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世界のマテハン市場、アジアで6.1%の伸び

2012年8月28日 (火)

ロジスティクスグローバルインフォメーション(川崎市麻生区)は28日、フリードニアグループ発行の報告書「世界のマテリアルハンドリング製品市場」の販売を開始した、と発表した。

 

グローバルインフォメーションによると、2016年までのマテハン製品市場では、アジア太平洋地域で年率6.1%の高い成長率が見込まれ、金額ベースでみた世界的な需要の増加分のうち、同地域が半分近くを占めると指摘。

 

国別にみると、製造業生産高の増加によって、インド、中国市場の成長率が最も高くなる見通しで、2011年に世界の売上高の23%を占めていた米国市場は、16年までもその優勢を維持するとみられる。

 

米国市場では、06-11年までの期間に成長が停滞した一方、自動車産業を中心とする製造業を取り巻く環境の改善が続いており、16年までの需要は同期間を上回る見通し。一大市場である日本とドイツはいずれも、ここ数年間の売り上げの伸び率が低水準にとどまっているものの、16年までの両国市場は業績の改善が期待されるという。両国とも、世界的需要の上位を維持する見通し。

 

11年のマテハン製品の世界売上げのうち、販売先40%を占めたのは耐久消費財メーカーで、16年まで非耐久消費財メーカーの売り上げを上回る。非耐久消費財向けのマテハン製品の売り上げも、化学・食品・飲料市場の展望が明るいことを受け、16年までの確実な成長が期待されている。

 

最も急速な成長が見込まれるのは、自動倉庫システムと無人搬送車で、製造業者の生産性向上を目的とした製品に対する指向の変化を反映し、自動化装置の需要の伸び率は高水準を維持している。

 

■市場調査レポート「世界のマテリアルハンドリング製品市場」
http://www.gii.co.jp/report/fd128461-world-material-handl.html