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「大変憤り感じた」新居浜市の自宅待機に赤羽大臣

2020年4月15日 (水)

行政・団体国土交通省は15日、赤羽一嘉国土交通大臣が14日に行った会見要旨を公表し、大臣が、愛媛県新居浜市の市立小学校でトラックドライバーの子どもが自宅待機を求められた事案について「大変憤りを感じた。関係省庁に連絡し、速やかに教育機関などに周知・徹底が行われるよう申し入れをしている」と話したことを明らかにした。

■赤羽一嘉国土交通大臣の会見要旨

愛媛県の小学校の事案について、報道は承知しているが、この報道を耳にした瞬間、正直驚きもし、また、大変憤りも感じた。この報道を受けて、早速、国土交通省からトラック業界等を通じて事実関係を確認した。

愛媛県新居浜市の小中学校で、児童及びその家族が、新型コロナウイルスの感染が拡大している地域へ訪れたかどうか調査を行い、一部の小学校で「訪れた」と回答した世帯のトラックドライバーの子どもに対して、児童本人及び家族の健康状態に問題がないにもかかわらず、自宅待機を求めたと。8日の入学式や始業式に出席できなかったという事実を確認することができた。

国土交通省としては、国民全体の外出が自粛される中、我が国の国民生活や経済活動を支える重要なインフラである物流を維持するために、まさに危険を承知しながら尽力しているトラックドライバーの世帯に対して、健康状態に問題がないにもかかわらず、自宅待機を求めたことは極めて不適切であると考えている。

国土交通省では、既に関係省庁に連絡しており、同じような事案が生じないよう、速やかに教育機関等に周知・徹底が行われるよう申入れをするなど、適切に対応している。

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