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日通、新防振パレットを開発、航空輸送時の衝撃緩和

2012年8月31日 (金)

メディカル日本通運は8月31日、航空貨物輸送時の衝撃を緩和する、新たな技術を施した防振パレットを開発したと発表した。

 

航空貨物輸送ではこれまで、空港内での搬送作業中の振動・衝撃が課題となっており、搬送速度を落とすことで衝撃を低減する方法が一般的だった。

 

同社が開発した防振パレットは、衝撃緩和素材として特殊ダンピングコイルばねを使用し、ULDパレット(航空機搭載用パレット)1枚につき防振パレット4枚を組み合わせて使用できるよう設計した。

 

これにより、空港内搬送時の衝撃を緩和、幅広い重量帯で防振効果を発揮することが可能となった。

 

600キロの貨物にこのパレットを使用した場合、通常輸送時に比べて75%以上の振動が低減されるという。また、パレット自体はアルミニウム製で軽量化しており、顧客の要望に応じたサイズ・重量帯にカスタマイズして活用することも可能。

 

同社は電機・精密機器・医療機器・医薬品・設備関連メーカーなど、幅広い顧客の利用を見込んでいる。