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日通、輸送中の温度・衝撃を確認できるシステム開発

2012年8月31日 (金)
輸送中の温度・衝撃を確認できるシステム

輸送中の温度・衝撃を確認できるシステム

メディカル日本通運は8月31日、航空輸送用GPS機能付データロガーを利用して、輸送中の温度・衝撃を確認できるシステムを開発した、と発表した。

 

これにより、顧客は航空輸送時や空港での貨物の状況をリアルタイムで正確に把握することが可能となる。7月にビジネスモデル特許を出願済みで、今秋以降に本格運用を開始する計画。

 

このシステムは、3Gの携帯電波網を利用し、電波が届く地点であれば位置・衝撃・温度情報などの貨物状況が自動的にデータ送信される。インターネット上の地図情報と連動させることで、輸送軌跡、問題発生ポイントをリアルタイムで確認できる。

 

現在、同社の国際航空貨物輸送状況検索システム「Air-Trail」で確認できるように改修を進めており、特許出願済の「防振パレット」と組み合わせて利用することで、貨物の衝撃防止効果を数値で確認することも可能となる。

 

精密機器や医療機器、医薬品などのほか、リアルタイムで位置情報の確認が必要な緊急貨物や、セキュリティー上細心の注意が必要とされる試作品など、幅広い分野での利用を想定している。