大和ハウス、静岡県最大｢DPL新富士II｣竣工

拠点・施設大和ハウス工業は28日、静岡県富士市で建設していた「DPL新富士II」が竣工したことを発表した。

同施設は、静岡県内最大となる延床面積9万9202平方メートルの地上4階建てマルチテナント型物流施設で、各階に4テナント、合わせて16テナントが入居可能。新東名高速道路「新富士インターチェンジ」から0.8キロと近く、関東・中部エリアだけではなく、関西・北陸エリアへのアクセスも良好なほか、中部横断自動車道が全線開通すれば、信越地方へのアクセスも可能となる。

▲免震システム

物流設備では、県内初のダブルランプウェイを採用。45フィートコンテナが各階に直接乗り入れられるほか、施設全体で264台分のトラックバースを備えたことで荷役作業の効率化を実現する。地震対策も施されており、同社独自の免震装置「DKB弾性すべり免震支承」が揺れを8分の1に軽減し、上層階の荷崩れを抑制する。

また、施設で働く従業員向けの設備では、テナント企業専用の保育所を備え、屋上には従業員やその子どもが園芸体験をできる200平方メートルの園庭を設置。併せて、コンビニエンスストアも誘致したことで職場環境を整えた。