財務・人事日本コンセプトが14日に発表した2020年12月期第1四半期連結決算は、「取引を見込んでいた地域と実際の輸送ニーズの発生した地域にずれが生じた」ことが減益要因となり、営業利益が前年同期実績を28.1%下回る3億4500万円にとどまった。
主に中国からの輸入取引が前年実績を下回ったものの、中国から輸出されていた貨物が日本からの輸出取引に切り替えられた機会を捉え、この取引を取り込むことで売上ベースでは1.4%の増収となる31億5000万円を確保した。
しかし見込みと輸送ニーズのずれから「タンクコンテナの需要と供給にアンバランスな状況」が発生。調整費用がかさみ、19年12月期に実施した設備投資に伴う減価償却費の増加も重なって利益が伸び悩んだ。純利益は23%減の2億5800万円。中間・通期の業績見通しは従来予想を維持する。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/12/1Q [前年同期比] | 19/12/通期 [前年同期比] | 19/12/3Q [前年同期比] | 19/12/中間 [前年同期比] | |
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売上高 | 3,150 [1.4%] | 12,704 [4.4%] | 9,515 [5.6%] | 6,341 [6.9%] |
営業利益 | 345 [-28.3%] | 1,997 [3%] | 1,522 [7.9%] | 1,013 [14.2%] |
最終利益 | 258 [-23%] | 1,405 [4.4%] | 1,059 [8.4%] | 699 [13.7%] |
売上高営業利益率 | 11.0% | 15.7% | 16.0% | 16.0% |