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日新、国内倉庫堅調も海外低調で利益4割減

2020年5月18日 (月)

財務・人事日新が18日に発表した2020年3月期の連結決算は、物流事業が自動車関連貨物の減少などで41.1%の減益となったのに加え、旅行事業が新型コロナウイルスの影響で75.8%の大幅減益となったことで、全体の業績は売上高1973億8700万円(9.5%減)、営業利益35億2800万円(38.1%減)、経常利益41億1400万円(37.5%減)の減収減益で着地した。

物流事業は、国内の倉庫事業が化学品・危険品を中心に堅調に推移したものの、アジア・米州・欧州の全方面で自動車関連貨物の荷動きが弱く、アジア各国では域内貨物輸送と保管業務、米州では航空貨物と倉庫業務、欧州では英国の国内配送業務――がそれぞれ軟調に推移。中国では米中貿易摩擦と香港のデモが影響し、香港発の電子部品航空貨物が減少した。

今期の業績予想については、新型コロナウイルスの影響を合理的に算定することが困難だとして、開示を見送った。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高197,387 [-9.5%]156,030 [-6%]103,408 [-5.5%]51,231 [-4.9%]
営業利益3,528 [-38.1%]3,282 [-25%]1,897 [-32.8%]849 [-41.6%]
最終利益2,705 [-38.9%]2,372 [-28.6%]1,455 [-34%]681 [-46.1%]
売上高営業利益率1.8%2.1%1.8%1.7%