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東海運、スペース不足で作業費増え32%減益

2020年5月21日 (木)

財務・人事東海運が21日に発表した2020年3月期の連結決算は、外航一般貨物の増加などで売上高は前年並みの420億500万円(前期比0.1%増)を確保したが、国際貨物を取り扱うコンテナヤードの改修工事や度重なる台風の影響で蔵置スペースがひっ迫し、他社施設利用が増加するなどして、営業利益は前期比32.2%減の4億4200万円に留まった。

海運部門は東京2020大会需要がピークアウトしたことでセメント船・内航一般貨物船の取り扱いが減少したものの、外航船は19年7月から新規貨物の輸送を開始したことで取扱量が増加。これに内航一般貨物船の効率配船の取り組みが加わり、部門利益が27.7%増加した。

今期の売上高は414億5300万円(1.3%減)と微減を予想するが、営業利益は回復し、6億6000万円(49.1%増)となる見通し。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高42,005 [0.1%]31,484 [-0.8%]20,582 [0.2%]10,065 [0.3%]
営業利益442 [-32.2%]414 [-28.4%]182 [-32.3%]19 [-59.6%]
最終利益272 [-16.3%]260 [-35.5%]61 [-63.9%]1 [ - ]
売上高営業利益率1.1%1.3%0.9%0.2%