TLロジコム、カインズ太田流通センターで3PL受託

延床面積1.4万坪の大型物流施設

ロジスティクスSBSホールディングス傘下のティーエルロジコムは7日、「カインズホーム」のブランド名で全国にホームセンター事業を展開するカインズから、同社太田流通センターの3PL業務を受託し、3日から業務を本格稼働したと発表した。

TLロジコムが受託したカインズ太田流通センターは、物流の効率化を目的にカインズが6月に完成させた大型DCセンターで、延床面積は1万4000坪。海外生産品、輸入商品の一括管理、eコマースの発送拠点としての機能も担っている。

同センターには、中国などのアジア各国で開発したカインズオリジナル商品が、毎週40フィートコンテナで200本程度入荷する。TLロジコムは、センター運営と国内8センターへの輸送を担当する。1日の出荷量は10トン車で70台、繁忙期は90台以上になる見込み。

ソーターなど最新設備を導入した庫内の様子

今回の受託に伴い、TLロジコムは伊勢崎支店で2か月の研修を経てスタッフ150人体制を整えた。輸入商品の素早い処理と保管品質向上のため、保税蔵置場免許を取得して業務体制を整備し、3日からの本格稼動に至った。

TLロジコムがカインズの物流業務を3PL受託するのは4拠点目で、これまでに3か所で100店舗への配送業務を行っている。同社では「今後さらに店舗数と商品数が増加し、物流品質が重要になるカインズ向け物流業務にグループノウハウを集結させる」としている。