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QRコードで加工食品物流の検品作業を効率化

2020年5月29日 (金)

調査・データ運輸デジタルビジネス協議会(東京都港区)とウイングアーク1st(同)は29日、QRコードを活用して加工食品の検品作業時間を短縮する実証実験に参画し、効果を検証したことを発表した。

実験では、ウイングアーク1stが自社の帳票クラウドを用いてメーカーの出荷伝票と卸事業者の受領書をデータ化し、同時に納品明細と商品コードをQRコード化。検品作業にQRコードを活用する体制を整えたことで、一定の効率化が認められた。仮に800個の荷物を検品する場合、目視と比べ所要時間を40分短縮できるという。

加工食品物流の生産性向上とトラックドライバーの長時間労働の改善を目指す国交省の検討会では、改善を阻害する要因の1つに紙伝票を挙げており、業界として紙伝票から電子伝票に移行することが、サプライチェーン全体の効率化に貢献するものとして期待されている。

▲実証実験の概要図(出所:ウイングアーク1st)

国交省、建材・加工食品の物流改善へガイドライン