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危険防止措置怠った疑いで両沼貨物自動車を送検

2020年6月16日 (火)

事件・事故会津労働基準監督署は15日、タイヤの空気充てんに関する特別教育及び危険防止措置義務違反の疑いで、両沼貨物自動車(福島県会津若松市)と同社代表取締役の男性を福島地方検察庁会津若松支部に書類送検したと発表した。

同社ではことし4月11日に、移動式クレーン用のタイヤに空気を充てんする作業中、タイヤから空気が漏れ、漏れた空気圧によりタイヤとホイールリングとともに作業員が吹き飛ばされ、死亡する事故が発生。

この労働災害に関し、当時同じ作業にあたっていた代表取締役の男性は、作業員に空気の充てんに係る安全特別教育を行わなければならなかったのに行っておらず、また、破裂したタイヤなどの飛来を防止するための器具を使用させなければならなかったのに使用させなかった疑いが持たれている。

■労働災害の発生状況(出所:国土交通省)