福岡東労基署、運輸業者を安衛法違反で書類送検

事件・事故厚生労働省福岡労働局は15日、福岡東労働基準監督署が同日、運輸業のエンデバー（福岡市東区）と同社の福岡支店長を労働安全衛生法違反の疑いで福岡地検に書類送検したと発表した。

同局によると、福岡市東区にあるエンデバー福岡支店の荷さばき場内で2020年12月21日、作業員が走行中のフォークリフトに接触し死亡する労働災害が発生。現場において危険防止措置が講じられていなかった疑いがある。

労働安全衛生法は、フォークリフトまたはその荷と労働者の接触による災害発生を防ぐため、事業者は運転中のフォークリフトまたはその荷との接触により労働者に危険が生じるおそれのある場所への立ち入り禁止やフォークリフト誘導者の配置を規定している。