国際日本郵船は16日、ベトナム最大規模の港で曳船事業に参画し、新興国市場を強化すると発表した。子会社のNYKライン・ベトナム社がトーレセン・ヴィナマ・タグ社の株式15%を取得し、同社がフーミー港(ホーチミン)、カイメップ港で運営する曳船事業に参画したもの。
トーレセン社は、輸出入貨物量・入出港隻数ともにベトナム最大規模の取り扱いに成長しているフーミー港・カイメップ港エリアで、曳船2隻を配備して事業を展開しているが、日本郵船は「目覚ましい経済成長を遂げているベトナムで、曳船事業を今後さらに成長する分野と位置づけ、出資を決めた」としている。