ロジスティクスヤマトホールディングスは21日、傘下のヤマトロジスティクスがアルフレッサと提携し、医薬品、医療機器・材料、診断薬などヘルスケア商品の共同配送スキームを構築すると発表した。
アルフレッサとヤマトグループの間では、ヤマト運輸が2019年1月に医薬品流通研究会を共同で設立し、同年9月に「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を開発。20年6月にはアルフレッサと、ヤマトロジスティクスが「遠隔処方領域での相互協力」について合意している。
今回のヘルスケア商品配送業務の共同配送スキームでは、配送業務の効率化に向けたシステム開発で協力していくほか、第1段階として、アルフレッサのヘルスケア商品配送効率を高めるために日々の配送業務量を予測するシステム、適正配車システムなどの開発に取り組む。また、開発するシステムを活用して、ヘルスケア商品の物量予測データなどに基づく配送人員の最適化を行い、より安定した商品提供体制の構築を目指す。
第2段階では、ヘルスケア商品の配送品質を維持しながら配送能力を増強できるシステム開発に着手し、それまでに開発するシステムと連携させてヘルスケア業界全体に提供する。