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日立物流、4-6月期決算で調整後営業益12%減少

2020年7月30日 (木)

財務・人事日立物流は30日、国際会計基準による4-6月期(2021年3月期第1四半期)連結決算を発表した。新型コロナウイルスの影響で国際物流部門が不振をきわめ、全社売上高は前年同期より224億円少ない1473億円(13%減)、調整後営業利益は69億円(12%減)となった。

国内物流部門も新型コロナウイルスの影響を受け、売上高は6%減の1009億円となったものの、生産性の改善やコスト抑制効果でセグメント利益は前年同期並みの57億円を確保した。

国内物流の今後の見通しについて、同社は「良い部分も悪い部分も落ち着いていく」として、回復傾向にあるとの見通しを示したが、感染の第二波は「考慮していない」と述べ、今後の感染動向によっては国内物流でも下振れの可能性があることをうかがわせた。

国際物流部門は、新型コロナウイルスの影響で荷主工場の稼働低下が物量減につながり、フォワーディング事業の取り扱いが減少。売上が27%(160億円)落ち込み、428億円にとどまった。セグメント利益は、41%減の10億円に縮小した。

通期は売上高6510億円(前期比3.2%減)、調整後営業利益315億円(5.9%減)、最終利益215億円(0.5%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q20/3/中間
売上高147,322 [-13.2%]672,286 [-5.2%]510,476 [-4.7%]340,755 [-3.3%]
営業利益6,983 [-12.1%]33,483 [7.3%]25,899 [7.6%]16,519 [11.2%]
最終利益6,325 [32.6%]21,614 [-5.1%]16,252 [-6.8%]10,883 [30.7%]
売上高営業利益率4.7%5.0%5.1%4.8%