調査・データ化学品物流のNRS(東京都千代田区)は15日、 同社の環境保全や社会貢献、法令順守など2025年度(24年10月‐25年9月)のサステナビリティ経営の取り組みをまとめた「サステナビリティレポート2025」を発行したと発表した。

(出所:NRS)
同社では、カーボンニュートラルの実現について、政府目標より4年早い2046年の創立100周年に合わせての達成を目標に掲げている。当面の目標として30年の脱炭素化を目指しており、25年度は国内1拠点で電力契約を見直し、国内14拠点でCO2フリー電力の導入を完了した。このほか、国内物流センター5拠点と熊本支店に太陽光発電パネルを設置。国内の倉庫すべての照明をLED化した。
スコープ管理にも取り組み、CO2排出量の把握に取り組んでいる。こうしたCO2フリー電力の導入で、25年度は電力に関するCO2を109トン削減したが、軽油などの使用量が増えたため、事業全体ではCO2排出量が前年度に比べ184トン増加した。
タンクコンテナやIBCコンテナなどのリサイクルにも取り組んでおり、使用後洗浄して繰り返し使い、老朽化した後はステンレススチールとして再生させている。25年度は100基を廃棄しリサイクル工程に回した。
環境汚染防止としては、環境ISOの取得に努めており、25年度は中部物流センターと東海倉庫、九州物流センターで新たに認定を取得した。
このほか、職場環境の整備としてダイバーシティや健康経営の取り組みについて説明。寄付支援などの社会貢献活動やコンプライスを徹底するための社内体制等も取り上げている。
レポートは全31ページで、同社のホームぺージで閲覧やダウンロードができる。
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