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商船三井、リコー製品用い仮想訪船アプリ開発

2020年8月4日 (火)

ロジスティクス商船三井は4日、リコーの360度カメラとバーチャルツアー作成サービスを活用した仮想訪船アプリケーション「フリートツアー」を公開した。

同社のICT活用プロジェクト「FOCUS」(フォーカス)の一環として活用を決めたもので、このプロジェクトとしては運航データのモニタリングアプリケーション「フリートビューワー」、性能把握アプリケーション「フリートパフォーマンス」に続く第三弾。

フリートツアーを利用することで、船舶管理会社やオペレーターは、パソコンやスマートフォンから船内の360度写真・動画を閲覧できるようになる。あたかもバーチャル上で訪船しているかのように、船内のさまざまな場所を直感的に把握できるのが特徴。

商船三井傘下のMOLシップマネージメント(東京都港区)では、先行してこのアプリケーションを活用し、船舶管理に役立てているという。

同社の陸上従業員にとっても、船舶は全長300メートル以上になり得る巨大な構造物であることから、限られた時間内で全域を見学できる機会は限られるため、同社では「図面や従来の平面写真では船の構造が直感的に把握しにくい」といった課題の解決につながることを期待している。