ロジスティクス小売・流通業向けの在庫流動化ソリューションを展開するオークファン(東京都品川区)は5日、国際3PL企業のPJサプライチェーン(PJSC、千葉県印西市)と協業し、中国企業の日本市場参入を支援する包括サービスの提供を開始したと発表した。販路開拓から物流・倉庫運営までを一体で支援し、日本市場での事業立ち上げに伴う課題の解消を狙う。
近年、中国企業による日本市場進出は増加しているが、日本国内での販売チャネル構築やブランド認知の確立、日本基準に対応した物流体制の整備などが参入障壁となっている。特に、オンラインとオフラインを横断した販路形成や、品質水準の高い物流・配送体制の確立は、海外企業にとって負担が大きいとされる。
今回の協業では、オークファンが販路開拓とマーケティングを担当。BtoB取引プラットフォーム「NETSEA」(ネッシー、登録バイヤー54万社)や大阪の卸売拠点「大阪船場流通マート」(OSR)を活用し、オンライン・オフライン双方で販売チャネルを構築する。また、TikTok Shop(ティックトックショップ)などのライブコマースを通じたブランド認知の拡大も支援する。
一方、PJSCは3PL事業者として、日本国内の物流オペレーションを担う。関東圏の複数の自社物流センターと関西の提携拠点を活用し、在庫管理、検品、梱包、国内配送などの業務を提供する。さらに、販売チャネルと連動した在庫設計や返品対応などの静脈物流も含め、統合型の物流運営基盤を構築する。
PJSCは、越境EC(電子商取引)大手・唯品会(VIPSHOP、中国)の日本物流センターを前身とする企業で、日用品やアパレル、化粧品などの越境EC物流を手がけてきた。JIFFA(国際フレートフォワーダーズ協会)や日本3PL協会の会員として国際物流ネットワークを持つ。
中国ブランドの日本進出は越境ECやライブコマースの拡大とともに増加しており、物流面では品質管理や納期、返品対応など国内基準への適応が課題となる。両社は今回の取り組みを通じて、販路と物流を統合した運営モデルを構築し、中国企業の日本市場での事業拡大を支援するとしている。
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