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ローム、高速日付印字に適したプリントヘッドを開発

2020年8月5日 (水)

サービス・商品ロームは4日、食品包装や物流現場で環境配慮型の印字媒体に賞味期限・消費期限など包装材に記載される日付情報(デートコード情報)を印字するのに適した高精細・高速サーマルプリントヘッド「TH3001-2P1W00A」を開発した、と発表した。

プリンターの小型・軽量化や、食品包装材などのわずかなスペースに対して無駄のない印字を実現するために、印字幅31.987ミリとヘッドを小型化。小型ヘッドでも高画質印字できるようにしたほか、業界標準サイズである印字幅53.312ミリのヘッド製品と比べ、インクリボンのランニングコストを最大で半分まで削減できる。

解像度305dpi時に秒速1000ミリ以上と「超高速」印字が可能で、腐食に対して一般品比7倍以上の耐性(長寿命化)も実現した。

普及する環境配慮型包装材などの印字媒体に対し、特殊な環境下でも長期に高画質・高速印字が可能。8月から1個4万円(税別)でサンプル出荷を開始しており、2021年1月から量産体制に入る。