ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井油流出事故、要員8人が現地に向け出国

2020年8月11日 (火)

事件・事故商船三井は11日、同社運航船がモーリシャス島沖で座礁し、1000トンともいわれる燃料油が漏れ出して現場海域やモーリシャス沿岸に甚大な影響を及ぼしている事故に関連し、同社6人と船主の長鋪汽船(岡山県笠岡市)から2人の合わせて8人が現地に向かったことを明らかにした。

この事故は、商船三井が長鋪汽船の関連会社から用船運航しているばら積み船「WAKASHIO」(わかしお)が、中国からシンガポール経由でブラジル方面に向かう途中の日本時間7月26日、モーリシャス島沖で座礁し、船体が損傷、救助作業中の8月6日に燃料油が流出したもので、流出した油はすでに沿岸部に到達している。

同社は座礁事故の発生直後に池田潤一郎社長をトップとする海難対策本部を設置し、現地への要員派遣を急いでいたが、PCR検査で陰性でなければ出国できないため、検査の結果が出るのを待って11日に出発した。

国際協力機構(JICA)からも10日、専門家や業務調整員を含む6人が派遣されている。