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商船三井、モーリシャスで座礁事故伝える絵本贈呈

2022年4月8日 (金)

(出所:商船三井)

国際商船三井は7日、チャーターしていたばら積み貨物船「WAKASHIO」(わかしお)から流出した燃料油により、モーリシャスの自然環境や地域社会に影響を及ぼした座礁事故を題材とした絵本「WAKASHIO〜OIL SPILL IN PARADISE」を贈呈したと発表した。

貧困者を支援するNGO(非政府組織)のティ・レイヨン・ソレイユと、不遇な環境の子供達に学習支援を行うリヴィナ財団による教育プログラムの一環で、英語とフランス語で構成された150冊の絵本を子供たちに贈呈した。贈呈式では子供達がより理解しやすいよう、モーリシャスで広く用いられるモーリシャス・クレオール語で絵本を読み聞かせ、事故の経緯を説明した。

商船三井は、2020年8月にチャーター契約を結んでいた貨物船が座礁して発生したモーリシャス沖での石油流出事故を契機として、当地における環境や地域社会に対する社会的責任を果たすための取り組みを推進。事故直後からの人員派遣や清掃用資材の提供、油吸着資材の輸送、冷凍コンテナ・コンテナハウスの寄付、事故現場に近い保育施設への支援など、現地の要望に沿った具体的な支援を通じてモーリシャスの環境回復や地域社会への貢献に長期的に取り組んでいる。