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商船三井の座礁運航船、油流出で海域に甚大な影響

2020年8月7日 (金)

事件・事故商船三井は7日、長鋪汽船(岡山県笠岡市)の関連会社から用船し、商船三井が運航しているばら積み船「WAKASHIO」(わかしお)が、中国からシンガポール経由でブラジル方面に向かう途中の日本時間7月26日、モーリシャス島沖で座礁し、船体が損傷、救助作業中の8月6日に燃料油が流出したことを明らかにした。

これにより現場海域・地域に甚大な影響を及ぼしているという。

同社は座礁事故の発生後に池田潤一郎社長をトップとする海難対策本部を立ち上げ、日本、モーリシャスなどの関係当局と連携しながら、現地への要員派遣を含めて対応していると説明。

船主の長鋪汽船関連会社や関係者と協力し「早期の事態解決に向けて全力で取り組む」としている。

■わかしおの概要
船種:鉄鋼原料船ケープサイズバルカー
全長・全幅:299.5メートル・50メートル
乗組員:20人(インド人、スリランカ人、フィリピン人など)
船籍:パナマ
船主:OKIYOMARITIME(長鋪汽船の関連会社)
竣工年:2007年