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商船三井、モーリシャスのコールドチェーン整備支援

2020年9月14日 (月)

環境・CSR商船三井は11日、モーリシャス島沖で発生した「WAKASHIO」(わかしお)号の事故を受け、新たな取り組みとして10億円規模を拠出すると発表した。

マングローブ保護・育成、サンゴ礁回復、海鳥の保護・希少種海鳥の研究――に関する3つのプロジェクトを立ち上げるほか、同社が発起人となって数年間で8億円程度を拠出する「モーリシャス自然環境回復基金」(仮称)を創設。個人・法人からの拠出も受け入れる方針で、すでに船主の長鋪汽船から拠出の意向表明がある。

また、モーリシャスの自然環境回復活動を支援するため、複数の現地NGOへの寄付、モーリシャス政府関係団体・国連などの公的機関が設立している基金に対し、合わせて1億円程度を拠出する。

またグループ社員の現地への派遣を継続し、モーリシャス駐在員事務所を10月に設立、グループ社員を各国から数人選抜し、毎年モーリシャスで研修を行う。

このほか、現地の漁業を支援する取り組みとして、コールドサプライチェーンを整備するため冷凍コンテナ1本を寄贈。商船三井客船の「にっぽん丸」による日本発着のモーリシャス寄港クルーズを22年に実施することも検討する。