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7月の輸出入ともに2割減少、対中輸出は8.2%増加

2020年8月19日 (水)

調査・データ財務省が19日に発表した貿易統計(速報)によると、7月の輸出額は5兆3688億9000万円で、昨年7月と比べると19.2%減少した。輸入額は22.3%減の5兆3572億4900万円となり、輸出入ともに2割程度の減少となった。

差し引き額は116億4100万円の黒字(前年同月は2538億8100万円の赤字)となったが、輸出入を合わせた貿易総額は10兆7261億3900万円で、13兆5408億100万円だった前年から3兆円近く縮小した。

輸出は米国向けが19.5%減となるなど軒並み減少し、中国(8.2%増)、台湾(5.8%増)、カタール(57.6%増)、イラン(31%増)の4か国向けのみ増加した。中国向け輸出は、食料品が8.2%増と大きく増えた。輸入はスウェーデン(6.9%増)を除くすべての国・地域が減少した。

品目別でも輸出入ともに大半が減少した。輸出で増加したのは原料品(4.7%増)、非鉄金属(17.2%増)、半導体等製造装置(15.1%増)の3品目のみ。輸入は非鉄金属鉱(3.5%増)、有機化合物(1.4%増)、繊維用糸・繊維製品(10.3%増)、周辺機器含む電算機類(13.2%増)の4品目が増加した。