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ZMP、デモウィークで無人フォークなどデモ公開

2020年8月26日 (水)

ロジスティクスZMP(東京都文京区)は26日、新たなロボットやサービスを実際に体感できる「ZMP ワールド 2020デモウィーク」をキャリロ・イノベーションセンター枝川(東京都江東区)で開催した。

デモウィークでは、物流支援ロボットの変歴から、ハイブリッドスラム搭載「キャリロADプラス」とパレット認識機能を搭載した無人フォークリフト「キャリロフォーク」、最新無人けん引車「キャリロトラクター2.5トン」の展開と解説、各機のデモンストレーションが行われた。

キャリロの自律走行は3種類あるが、作業者に追従するモデルとランドマークといわれるシールを読み込むモデル、新製品のキャリロADプラスではハイブリッドスラムという新しい自律走行を確立している。

ハイブリッドスラムは、自動運転車のノウハウをキャリロにも採用したもので「決められたコースではなく、比較的自由にシステムが安全を判断しながら走行が可能」になり、90センチの狭い通路も走行可能。屋外やシールを貼れない特殊な路面環境でも使用可能となる。

キャリロは、棚を移動させる自動搬送装置と混合されることもあるが、パレットの移動や追従機能などの役割が違うことですみ分されており、導入に大きなシステム開発などを必要とせず迅速に導入できるメリットも大きいことで採用企業が多くなっている。

同時にデモンストレーションされた無人フォークリフトのキャリロフォークは、人間が操作する場合と比較するとパレットや荷物をカメラによる位置確認が必要で作業時間は長くなる印象がある。これは安全性や確実性のための時間だが、物流現場では今後の改善が期待される部分でもある。

(LOGISTICS TODAY編集部)

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