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ZMP、物流ロボット新製品3種の受注を開始

2020年8月19日 (水)

▲キャリロトラクター2.5トン

サービス・商品ZMP(東京都文京区)は19日、無人けん引車「キャリロトラクター2.5トン」、物流支援ロボット「ハイブリッドSLAM搭載キャリロAD+」、パレット認識機能を搭載した無人フォークリフト「キャリロフォーク」の受注を開始した。

キャリロトラクター2.5トンは、2500キロとキャリロシリーズで最大の可搬重量を持つ無人けん引車で、屋外走行にも対応しているため、屋内外でパレットや重量物の搬送を置き換えることが可能。

これまで屋外を走行する無人搬送車(AGV)は磁気ライン誘導型が主流だったが、屋内以上に敷設作業の手間がかかり、工事費用も高額となることから、設置やルート変更の難しさが課題だった。

キャリロトラクター2.5トンでは慣性誘導方式を採用し、マッピングをベースとしてセンサー情報をもとに自動運転を行う。磁気ネイルを路面に設置することで、敷設作業やルート変更の手間を抑え、長距離走行や柔軟なルートを設定しやすくなる。

今後はジャロック(東京都中野区)と共同でけん引台車のプロモーションを行う予定だという。製品価格は5年リースの場合、月額15.2万円(税別)で、12月から出荷を開始する。

▲ハイブリッドSLAM搭載キャリロAD+

同じ19日に受注を開始したハイブリッドSLAM搭載キャリロADプラスは、従来のキャリロADプラスに、SLAM技術とライントレース技術を組み合わせた新機能搭載型の製品で、「ガイドレスで柔軟、高精度な位置制御」が可能。21年3月から出荷を開始する。

ハイブリッドSLAM搭載キャリロADプラスは台車タイプとパレット積載タイプの2機種を用意。価格は5年リースで台車タイプが月額8万5000円、パレット積載タイプが9万5000円。既存のキャリロADプラスにオプションとしてハイブリッドSLAMを搭載する場合、1台につき60万円かかる。

▲キャリロフォーク

同様に19日から受注を開始した無人フォークリフトのキャリロフォークは、パレット認識機能「フォークアイ」を搭載したモデルで、有人フォークとの協働作業のほか、段積みパレットやトラックから無人で荷卸しできるのが特徴。

キャリロADプラスが搬送してきたパレットの位置を認識し、パレットを受け取ることができる。フォークアイ搭載モデルの価格は、5年リースで月額33.8万円(税別)。