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ジャロック、9月から中国製AMR「シリウス」販売

2020年8月27日 (木)

サービス・商品ジャロック(東京都中野区)は27日、シリウスロボティクス(炬星科技、中国深セン)製の自律走行ロボット(AMR)を9月1日から日本国内の物流センター向けに販売する、と発表した。8月19日に国内販売代理店契約を交わした。

▲シリウス(出所:ジャロック)

ピッキング作業は目的の商品が保管された棚まで移動する歩行時間、商品を棚から探す時間、取り出し時間の3工程に分かれているが、ジャロックが取り扱うAMRの「シリウス」は、ピッキング作業時間の60%を占める歩行時間に絞って作業を代替するのが特徴。

作業員は保管棚でシリウスを待ち受けてパネルに表示された商品を棚から探してカゴに入れ、商品のピックアップが済むと次の目的地へ向かい、作業員は次のシリウスを待ち受ける。

人間とロボットが協働するスタイルのAMRだといえ、ジャロックは「人間の方が得意な商品を棚から探す時間と取り出し時間はシリウス導入後も従来通り作業員に担当させる」と説明している。

シリウスの本体重量は60キロ、サイズは幅630ミリ(幅)、奥行き470ミリ、高さ1300ミリで、最大50キロまで積載できる。移動速度は秒速2メートルで、導入するには通路幅が最低800ミリ必要。また、床面もほこり、水、油のないハードな床であることが要件となっており、坂道は傾斜角4度以下に対応する。連続稼働時間は12時間で、リチウム電池を使用、充電時間は3時間となっている。通信方式は4GとWi-Fiに対応する。