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九州経済圏・8月輸出、自動車・貨物船の減少響く

2020年9月17日 (木)

調査・データ門司税関が16日に公表した九州経済圏の貿易統計(速報)によると、8月の輸出総額は前年同月比16.4%減の5735億円で13か月連続のマイナス、輸入総額は26.2%減の4041億円で17か月連続のマイナスとなった。

輸出は主に自動車と貨物船が減少。自動車は、アラブ首長国連邦向けとEU向けがそれぞれ94.2%(224億円)減、80.4%(187億円)減と、大幅に減少した。一方、半導体等製造装置は67.7%増で5か月連続のプラスと好調を維持しており、主に2.1倍増となった韓国向け(270億円)、32.3%増となった中国向け(206億円)がけん引した。

(出所:門司税関)

輸入は、5か月連続のマイナスとなった原粗油と19か月連続のマイナスとなった石炭が主な減少要因となった一方、銅鉱をはじめとする金属鉱・くずは8.8%増で2か月ぶりにプラスに転じた。

九州経済圏の主要港である博多港は、輸出(10.9%減)輸入(10.6%減)ともに前年比マイナス。北九州港は輸出が14.8%増となったものの、輸入は33.8%減と落ち込んだ。