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Closer、AI制御ロボット開発で4.2億円調達

2025年12月17日 (水)

財務・人事Closer(クローサー、茨城県つくば市)は16日、プレシリーズAラウンド1stクローズとして、総額4億2000万円の資金調達を実施したと発表した。出資はAngel Bridgeがリードし、既存株主であるディープコアが続投。加えて三井住友銀行からの融資も含まれる。今回の調達により、開発・製造・営業・サポート体制の強化を進め、ロボットの社会実装を加速する。

Closerは、AI(人工知能)制御や3Dビジョン技術を核に、「誰でも使える」産業用ロボットを開発するロボティクススタートアップ。スマートフォンのような操作感を持ち、少スペース・多品種対応の自動化を実現するロボットパッケージを提供しており、食品、化粧品、医薬品業界を中心に導入を拡大中だ。

主力製品には、小袋製品のピッキング・パッキング作業を自動化する「PickPacker」、限られたスペースでのパレタイジングを可能にする小型協働ロボット「Palletizy」などがある。従来のロボット導入で課題とされてきた設置の難しさや柔軟性の欠如に対応し、汎用性と簡便さを両立している点が特徴だ。

▲小袋移載ロボット「PickPacker」(出所:Closer Robotics)

今回の資金調達により、Closerは開発・製造スピードをさらに引き上げ、より多くの中小・大手企業に向けたソリューション提供を目指す。また、拠点拡大や人材採用も積極化し、エンジニア・営業など全方位で組織体制を拡充する。

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