運送50社中42社が売上減少、アズープ9月調べ

調査・データ車両管理システム「トラッカーズマネージャー」を提供するAzoop（アズープ、東京都世田谷区）が24日に発表した運送事業者向けアンケート（9月2日-16日実施）の結果によると、対象となった50社中42社（84％）で4月以降に売り上げの減少があったことがわかった。

※クリックで拡大（出所：アズープ）

売り上げの減少があった42社の内訳をみると、27社（54％）が「やや売り上げが下がった」、15社（30％）が「大幅に売り上げが下がった」と回答。静岡県や栃木県のトラック協会が実施したアンケート調査と同様の結果となった。

「内勤社員のリモート勤務を実施しているか」の質問については、50社中43社（86％）が「実施していない」と回答、7社は「実施している」と回答した。実施していない理由として最も多かったのが、「基幹システムの都合上、出社しないと作業ができない」「システムの都合上、会社のPCでしか入力不可能なため」などのシステムに起因するもので、このほかにも「点呼が難しい」「配車がリモートではできない」「リモート勤務の環境が無い」といった声が聞かれたという。

アズープでは、「トラッカーズマネージャー」を活用してトラック1台あたりの収益を把握することで、コスト削減につなげられるほか、配車計画・人員計画の最適化や、リモート勤務にも同システムを活用できるとしている。