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マースク、イケアサプライ物流拠点で現地企業と提携

2020年9月28日 (月)

▲ 2020年末までの完成を目指すイケアサプライ向け物流センターの完成予想図(出所:マースク)

国際A.P.モラー・マースクは、イケア(IKEA)のフランチャイズ店舗にイケア製品を供給するイケアサプライ(スイス)がルーマニアに新設する物流拠点の運営で、現地企業のIBカーゴと提携する。

新拠点はブカレストの西の入り口に位置する「ctパークブカレスト西工業団地」の一角を占める7500平方メートルの物流センターで、2020年末までに完成し、21年半ばまでに操業を開始する。完成すればイケアサプライにとってルーマニア最大の倉庫となるこの拠点は、南東ヨーロッパと東地中海の店舗向け入出庫業務を担う。プロジェクト、インフラ、建物の持続可能性の3要素を評価する「ブリーアム(BREEAM)認証」を取得する方針。

IBカーゴにとって今回のプロジェクトは倉庫事業への参入を果たす最初の案件となるが、マースクのセデフ・アイハン氏(東地中海担当マネージング・ディレクター)は「ほかの国々でイケアサプライに同様なサービスを提供してきた経験がある」と話し、IBカーゴと連携して新拠点を運営することに自信を示した。