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神栄と応用地質、輸送貨物監視システム21年1月提供

2020年10月6日 (火)

サービス・商品温湿度センサーを開発・提供する神栄は6日、子会社の神栄テクノロジー(神戸市中央区)と応用地質が、輸送中の貨物の位置・温度・湿度・振動などをモニタリングするクラウド型輸送貨物監視システム「トレックビュークラウド」(TrecView Cloud)を2021年1月から提供開始すると発表した。

▲神栄テクノロジーの「トレックビュー」

両社は、神栄テクノロジーが新たに開発した通信機能付き小型輸送記録計「トレックビュー」と、応用地質の地理情報システム「マジス」(MAGIS)を組み合わせ、リアルタイムに貨物の状態を監視するクラウド型システムを構築。

貨物に設置したセンサーが振動・温度・湿度を検知し、スマートフォンが位置情報を記録する仕組みになっており、異常な振動を検知した場合はスマートフォンが運転手に異常を知らせ、その場で対応することができる。

また、輸送終了後にセンサー情報と位置情報をサーバーに転送すると、調査報告書を自動作成する機能を搭載しており、担当者の作業負担の軽減やデータの改ざん防止効果が期待できるという。

神栄テクノロジーの小型記録計「トレックビュー」は、単4電池2本で最大30日の連続稼働に対応。ブルートゥースによるデータ通信・アラート通知のほか、SDカードにデータを記録する機能も備えている。同社は、クラウド型システムの提供に先立ち、同製品を11月からサンプル出荷する。

▲システムの概要(出所:神栄テクノロジー)