ゼンリン、運送･配達支援の物流向けサービス開始

サービス・商品ゼンリンと傘下のゼンリンデータコムは13日、運送・配送業務の効率化をサポートする新サービス「ゼンリンロジスティクスサービス」の提供を15日から開始する、と発表した。

AIによる配車計画、ゼンリンの住宅地図データを活用したルート案内、業務進捗の管理・分析を一気通貫でサポートするもので、配車計画、ナビゲーション、動態管理の3機能で構成する。

配車計画機能は位置情報とAIを組み合わせ、さまざまな条件を加味した最適な配車計画を自動作成するもので、専門的なノウハウがなくても「コストを意識した効率的な配車計画」をサポート。ナビゲーション機能では、ゼンリンの詳細な住宅地図データをベースにドア・ツー・ドアの案内や大型車両規制を考慮したルート検索などを提供し、ラストワンマイル配送でドライバーに生じる負担の軽減を図る。

動態管理機能では、リアルタイムな走行・配送状況の管理から走行実績による日報作成のオートメーション化までをサポートし、管理者とドライバーの業務改善につなげる。

今後は外部システムでゼンリンの道路地図、住宅地図、建物属性を利用できるプログラム（API）を提供し、企業が保有するビッグデータと連携させるサービスを12月に公開する計画。10月20日からオンラインで開催される「シーテック2020オンライン」に出展し、詳細を展示する。

■CEATEC2020ONLINE
https://www.ceatec.com/ja/

ゼンリンDC、配達支援アプリにナビ機能追加