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丸紅、タイヤ自動摩耗計測国内展開へ米社と提携

2020年10月15日 (木)

国際丸紅は15日、米国でタイヤ自動摩耗計測技術を開発するタイラタ社(ノースカロライナ州)と提携し、タイヤ自動摩耗計測機材の日本市場への導入を目指すと発表した。2年以内をメドに定額制で提供することも視野に入れ、国内展開に向けて実証実験を進める。

タイヤトラブルの主因は、突発的な事故を除き空気圧の低下と摩耗によるもので、空気圧をモニタリングするサービスはすでに数多く提供されているが、摩耗を自動的に計測する技術はIoT化が困難なため、一般化されていない。

タイラタ社は米国デューク大学発の2017年に設立されたスタートアップで、独自に開発したセンサーと演算方法によってタイヤの摩耗を常時直接計測する技術を開発。タイヤ販売だけでなく新たなビジネスを模索していた丸紅がタイラタ社に着目し、業務提携に至った。

日本への展開に際しては、物流会社と実証実験を行い、タイヤ自動摩耗計測の需要やドライバーの安全性、タイヤコストの削減効果などを検証し、国内展開を開始するタイミングでタイラタ社と独占代理店契約を結ぶ計画。