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丸和運輸機関、EC・食品物流好調で2Q営業益27%増

2020年11月2日 (月)

財務・人事丸和運輸機関が2日に発表した4‐9月期(2021年3月期第2四半期)決算は、売上高537億6800万円(前年同期比13%増)、営業利益43億7600万円(27.6%増)、四半期最終利益30億8400万円(26.4%増)の増収増益となった。

主力の物流事業はEC・常温、食品の2部門で売上を伸ばしたが、医薬・医療部門はわずか(0.4%減)に実績を割り込んだ。

日用雑貨を中心とするEC・常温物流では、4月の緊急事態宣言以降、消費行動の変化や新型コロナウイルス感染拡大の懸念を受け、「ECラストワンマイル当日配達サービス」の需要が高まり、新たに受託した3PL業務や輸配送業務の受託が段階的に業績に寄与して20.1%の増収となった。

低温食品が柱の食品物流は、新規物流センターの稼働、外出自粛傾向に伴う内食需要の高まりを受けた物量増加が業績に寄与し、13.8%の増収を確保した。

医薬・医療物流は、主要取引先のドラッグストアなど既存取引先でマスク、除菌関連といった一部商品や日用品の需要が拡大したものの、都市圏店舗を中心としたインバウンド需要の落ち込みに伴う物量減少が影響し、0.4%の減収となった。

通期は売上高1100億円(前期比11.8%増)、営業利益79億円(9.8%増)、最終利益52億1000万円(8.1%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 21/3/中間21/3/1Q20/3/通期20/3/3Q
売上高53,768 [13.1%]26,772 [14%]98,348 [14.9%]73,326 [14.7%]
営業利益4,376 [27.6%]2,239 [36.7%]7,194 [23.7%]5,746 [24.1%]
最終利益3,084 [26.4%]1,598 [36.7%]4,818 [23.5%]4,072 [20.7%]
売上高営業利益率8.1%8.4%7.3%7.8%