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麻生が東都水産にTOB、33.4%以上の取得目指す

2020年11月9日 (月)

M&A東都水産は9日、麻生がASTSホールディングスを通じて行う同社株式の公開買い付け(TOB)に賛同意見を表明した。資本業務提携を締結する。

麻生グループはこのTOBで少なくとも東都水産の発行済株式のうち3分の1(33.4%)を取得したい考えで、買い付け上限は定めず、議決権ベースで2分の1以上を取得して東都水産を連結子会社化することも想定している。

麻生は2019年1月までに東都水産の株式1.62%を取得済みで、今回のTOBにより、豊洲市場の卸売業者7社中2位のシェアを持つ東都水産に対する出資持分を引き上げることで、グループ事業の新たな柱として「食」や物流インフラを加え、事業の多角化を図る。

東都水産は、地方の水揚げ地に生産加工基地を建設する計画や海外に輸出拠点を構築する方針を検討していたところ、6月に三菱UFJモルガン・スタンレー証券から麻生の紹介を受け、両社経営陣の面談を機に提携協議を開始していた。