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窓ガラス越し会話装置発売、物流拠点の感染対策に

2020年11月17日 (火)

サービス・商品NTTドコモとNTTテクノクロスは16日、自動車などの窓を開けずにスムーズに会話できる「ウインドウスルー会話装置」を11月24日に発売すると発表した。

この装置は、車外の人の声を窓ガラスを振動させて車内の人に伝え、窓ガラスの振動から集音するマイクで車内の人の声を車外に伝えるもの。こうしたマイクとスピーカーを備えた機器は、相互に会話する際にハウリングやエコーを発生させることが多いが、同装置はエコーキャンセラー機能によりスムーズな会話ができるという。

この装置を使用することで、物流拠点やコンテナヤードの入場や受付、車両呼び出し時に、係員とドライバーが窓を閉めた状態で会話可能となる。販売元のNTTドコモは、医療現場や飲食店のドライブスルーなどの場面で利用を想定しているが、新型コロナウイルスの感染防止対策として、物流現場でも活用できる。同社は、業界ごとの利用シーンにあわせてカスタマイズしたり、既存の機器に「ウインドウスルー会話装置」のソフトウェアを組み込んだりすることも可能だとしている。

▲医療現場での利用イメージ(出所:NTTドコモ)

■装置の概要
大きさ:225×70×58ミリメートル
重さ:220グラム(電池含まず)
電源:単三電池2本(充電池対応)