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東海地方の輸出額2か月連続プラス、自動車がけん引

2020年11月19日 (木)

ロジスティクス名古屋税関が19日に発表した管内(愛知・岐阜・三重・静岡・長野)の貿易概況速報によると、10月の輸出額は前年同月比2.5%増の1兆6610億円で、2か月連続で前年同月比プラスとなった。

(出所:名古屋税関)

輸出額の増加をけん引しているのは、主力品目の自動車。米国向け(30.4%増)と中国向け(2.2倍増)が好調に推移し、管内の自動車輸出額が4.6%増の5104億円となった。また、これに連動する形で自動車部品輸出も6%増の2193億円となった。

一方、10月の輸入額は15.7%減の6599億円で、17か月連続のマイナスだった。玩具・遊戯用具の輸入が3.1倍になったものの、原粗油(39.8%減)や液化天然ガス(45.9%減)の減少が響いた。

名古屋港の10月の輸出入は、輸出が0.6%増の1兆832億円、輸入が13.4%減の3477億円だった。輸出は主に重電機器と自動車部品が寄与し、9か月ぶりのプラス。輸入は主に液化天然ガスと衣類が減少し、6か月連続のマイナス。