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JILS利用のイベント管理アプリで情報流出、最大677万件

2020年11月19日 (木)

行政・団体日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は19日、「ロジスティクス全国大会2020」と「第82期ロジスティクス基礎講座」の2つのイベントで利用していた管理アプリの運営会社から、利用者の氏名、メールアドレス、暗号化されたパスワードなど最大677万件の情報が流出した、と発表した。

JILSが利用したのはピーティックス社(日本法人の本社は東京都渋谷区)のイベント管理アプリ「ピーティックス」で、10月6日から29日まで開催されたロジスティクス全国大会と、11月5日から12月8日まで開催される第82期ロジスティクス基礎講座で使用していたが、現在はこのアプリを使用した申し込みは受け付けていないという。

ピーティックス社の発表によると、同社は11月9日に「個人情報が引き出されている可能性があること」を認識し、調査の結果、10月16日から17日にかけて発生した不正アクセスで最大677万件が引き出されたことを確認した。

情報流出が判明したことを受け、11月15日にすべてのパスワードの再設定が必須となる措置を講じるとともに、専用のサポートセンターを開設した。クレジットカード情報、金融機関口座情報などの決済関連情報と、イベント参加履歴、参加社向けアンケートフォームで取得したデータ、住所、電話番号については「引き出された事実は確認されていない」としている。