荷主ABB(東京都品川区)は15日、新星工業社(広島市南区)、JRCS(山口県下関市)、国分電機(東京都品川区)の国内盤メーカー3社と協業合意書を締結したと発表した。併せて、国際規格IEC61439-1/2に準拠した配電盤に関するライセンス契約も締結。国内市場における配電盤および分電盤の供給体制を強化し、主要産業の高まる電力需要に対応する。

(出所:ABB)
今回の協業により、ABBは自社の低圧配電制御機器や関連部品、ライセンスを3社に提供。各社は、日本市場に最適化された設計・製造・販売・保守までを担い、柔軟かつ高品質な盤ソリューションの提供を目指す。対象は、半導体工場やデータセンターなど高容量・高信頼性が求められる分野だ。
新星工業社は、国内外向けのシステム装置メーカーとして多様な実績を持ち、ABBとは既存の連携関係を強化。JRCSは船舶用制御機器で培った技術をもとに陸上産業分野へも展開している。国分電機はデータセンター向けに特化した電力ソリューションを展開し、大手企業や外資系にも納入実績を持つ。
今回の連携は、日本における製造・組み立て体制の強化を通じ、エネルギー需要の増加と電化社会の進展に対応するもの。ABBは今後もパートナーとの協業を通じて、持続可能な配電インフラの整備に寄与する考えだ。
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