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大倉工業、フジコー買収でフィルム加工を内製化

2025年12月15日 (月)

M&A大倉工業は12日、フィルム加工業を手がけるフジコー(香川県丸亀市)の全株式を取得し、2026年1月16日付で連結子会社化すると発表した。フジコーは26年12月期第1四半期より大倉工業の連結対象となる。

フジコーは、パッケージ、剥離フィルム、転写印刷フィルム、撥水・撥油紙などの加工事業を展開。24年12月期の売上高は96億7000万円、営業利益は6億4300万円で、総資産は110億6600万円、純資産は59億4300万円となっている。

大倉工業は、経営ビジョン「Next10(2030)」のもとで事業ポートフォリオの深化を掲げており、特に「プロセス機能材料」分野への投資を強化している。今回の買収により、自社のフィルム製造技術とフジコーの加工技術を融合し、フィルムの製造から加工までを一貫して行う垂直統合型の開発・生産体制を構築する。

この体制の確立により、成長市場である情報電子、半導体、自動車分野への展開を加速し、企業価値の中長期的向上に寄与する狙いだ。取得価額は非開示だが、直前の連結純資産額の15%未満であるとしている。

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