荷主日機装は12日、連結子会社のクリーン・エナジー・アンド・インダストリアル・ガス(CE&IG、米国)グループが、クリーン・エナジー・フューエルズ(同)と協力し、米カリフォルニア州リバーサイド・トランジット・エージェンシー(RTA)向けに建設される液化水素ステーション向け機器の供給契約を締結したと発表した。ステーションは2026年夏の稼働を予定している。

▲液化水素ステーション(出所:日機装)
CE&IGグループは今回、ポンプや気化器、ディスペンサー、制御・安全システムに加え、ボイルオフガスを低減するための圧縮機とオフロードポンプなどを提供する。これにより、水素燃料電池(FC)バスの安定運用に必要な24時間稼働の体制が構築される。
ステーションは、RTAが新たに導入する40フィートFCバスの運用を支えるもので、今後10年間で100台以上のFCバス導入を計画するRTAにとって、ゼロエミッション化に向けた基盤となる。CE&IGは1998年よりカリフォルニア州で公共交通向けに代替燃料ステーションを手がけており、水素分野では21年から取り組んでいる。
水素インフラでは、極低温の液化水素の管理とボイルオフガス対策が技術的課題となっており、CE&IGの極低温技術と供給機器は、それらの課題を解決しながら脱炭素交通の推進に寄与する。今回の案件は、同社がロングビーチで手がけるハイブリッド水素ステーションに続くもので、水素社会実現に向けた取り組みが着実に進展していることを示している。
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