ロジスティクスヤマトホールディングスは7日、中国の自動配送ロボット開発会社・YoursTechnologies(ユアーズテクノロジーズ、北京市)に出資すると発表した。技術交流を図り、国内で自動配送ロボットへの活用を目指す。
ユアーズテクノロジーズは起業直後の「アーリー」と呼ばれる段階のベンチャー企業(2018年設立)ながら、「自動配送ロボット分野で最高レベルの技術」(ヤマトHD)を持ち、北京ではすでに50以上のショッピングモール、歩行者天国などでロボットの導入契約を獲得している。
自社が開発するコンピュータービジョンの自動運転技術を活用して次世代物流、小売店向けにラストワンマイルの配送ロボットソリューションを提供しており、同社のコンピュータービジョンのアルゴリズムは「どのような光の環境下でも物体の3D輪郭特徴を抽出でき、高精度地図の作成、位置の特定に使用できる」のが特徴。
ヤマトは20年4月1日に独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン(東京都渋谷区)と共同で、コーポレートベンチャーキャピタルファンド「クロネコイノベーションファンド」を立ち上げており、ユアーズテクノロジーズへの出資は同ファンドの一号案件となる。