AIベンチャー、階段上る自動配送ロボ開発へ

（イメージ図）

サービス・商品無人倉庫の設立コンサルティング事業を展開するSMITH & LOGISTICS（スミス&ロジスティクス、東京都文京区）は、グループ会社でAI開発を進めるTRUST SMITH（トラストスミス、同）がこのほど、軽微な段差や階段などを乗り越えられるラストワンマイル向けの自動配送ロボットの開発に着手したと発表した。

これまでに開発されてきた無人搬送車は、段差の乗り上げや不整地での走行が難しかったが、新たに開発する自動搬送ロボットは、グリップ力のあるタイヤによる四輪駆動式を採用し、歩道などの走行中に現れる軽微な段差の乗り上げを可能にする。

同社は東大発のAIベンチャーで、これまでにもトラックの自動運転技術やフォークリフトの衝突防止システムなどを開発。今回のロボット開発も、物流業界の課題解決や新型コロナウイルス感染症対策に資するとしている。すでに進行中の、階段の昇降に対応できる4脚歩行のロボットの開発にも引き続き注力するという。